Niisanの波乱万丈記・・・
Niisanの徒然日記。波乱万丈なときもあるかも。
と書きながらも常に波乱万丈だったりする。
市販品は異様に高いから自分で隙間ケーブルを作ってみた
市販品は異様に高いから自分で隙間ケーブルを作ってみた。
こんなやつ。製作費401円也。税込。
経緯と作り方は↓
こんなやつ。製作費401円也。税込。
経緯と作り方は↓
<経緯>
無線は「スパイごっこ」だから遊ぶ時しかアンテナは上げません。
普段は仕舞ってます。
ベランダにアンテナを設置した時の同軸は窓の隙間に通します。
窓を同軸の太さ相当の隙間開けて。
でも、夏は「蚊が入る」し、冬は「寒い」。
そこで、「いい加減に窓を閉めても大丈夫にするか」ということに。
屋外への配線は「エアコンダクトが手っ取り早い」です。
ただ、作業が面倒。
「面倒だから窓の隙間を通すか。パワーは掛けないし」
ということで、昔にあった「忍者ケーブル」をと思ったら
「忍者?そんなもん21世紀にねーよ」という現実。
同様の物をコメットと第一電波工業でだしています。
この2社。
まともに工作できないアマ無線家ばかりのご時世をイイことに
足元みた商売を露骨にやっております。
「値引きしても5000円以上のお値段」。
「定価はコメット製で7500円の税別」です。
たかが、
細い同軸を保護シールで挟んで両端Mコネクタ付けただけの物で
このお値段(第一電波は定価6400円の税別)。
「多分ケーブルはマイクロストリップラインで特殊なものなんでしょう」と
弁護も一応書いておきます。実際にそういうの使っているかは知りませんけど。
2社とも同じ様な仕様なので同じ下請けのメーカーに作らせていると思いますが。
ケーブルが特殊だろうとなんだろうと物に対しての値段が値段なんで
「講習会で免許とって満足に自作や工事なんか自分で出来ないんだろ?
高くても家で手軽に腰据えて無線したかったら買いな。へへ!」
って感じにも思える。
一戸建てでも無線部屋の変更等を考慮するとホイホイと壁に穴開けるのも考え物だし、
アパマンとなると、引き込み方法が限られるから一番難しく悩むんですね。
「無線の為の犠牲は問わない」の方は別として、普通の無線家の足元をみた商売かと。
地デジ用の隙間ケーブルは上海問屋とかで安価にあれど、あれは受信用。
インピーダンスは75オームかと。
無論、「送信なんて考慮するわけねーよ」と思います。
大陸製ですから「インピーダンス?何それ?映ればいいんだよ」
かもしれません。
送信の耐電力と50オームのインピーダンス。
これは大きな差というかTV用は怖くて使えません。
と、いうことで似たような物を作りました。
☆材料
・ダイソーで買った「小分けの薬ケース」(年寄りが薬の1回分と分けるあれです)
・接続用MコネクタM-J 2個
・細い同軸ケーブルを60センチ位(今回はモガミの2310という50Ω極細同軸)
・アルミテープ
・薄手の両面テープ
・あとは、加工や細工する工具類を一式。
※同軸は窓の隙間の大きさを事前に確認して通る太さを選ぶ。
細いとはいえ太い同軸であればあるほど衰退が少なく、耐電力上がる。
※コネクタはM型の他にBNCやSMAにN型でもOK。接続するコネクタに合わせる。
インピーダンスの整合を優先するならM型よりも上記のコネクタ方が良い。
※両面テープは剥がすときに楽をしたいなら再剥離タイプが良い。
※アルミテープは台所で貼るよくあるやつです。
☆作り方
・3連ケースだったのでこれを1個単位で切ってバリ取って成型
・コネクタの直径に合わせてドリルやリーマで穴を開ける。
Mコネなら16~17ミリ辺り。コネクタが通ればよい。
・同軸の太さ分の穴を開ける。今回は2ミリ。
・同軸を必要な長さで切る。
今回はコネクタ間500ミリで製作。
被覆を出して予備半田しておく。
アースを短くして芯線を長めにの空中結線なのでこれを考慮する。
・コネクタの中心とアース板も同様に予備半田しておく。
アース板は少しペンチで起こしておくとはんだ付けしやすい。
・後はケースに線を通して
互いに芯線同士、アース同士で両端の端子を手っ取り早くはんだ付け。
防水はシーラント無いから適当に変性ウレタンのボンドで代用。
抜け落ち防止は縛るか若しくはロックタイで締めておくと楽。
・仕上げにアルミテープで同軸を挟んで片面に両面テープを付ける
・テスタで導通確認してよければ終了。
・送信機でダミーロード相手に送信してみてSWRや発熱具合などを確認する。
・適当に風雨にさらされない場所に両面テープでコネクタケースを固定するか
ロックタイで止めるかをする。
屋外側のコネクタ接続部の防水処置は徹底する。
・窓枠へは緩めに這わせて同軸をつぶさない様に。
可能な限りRを残して、サッシ間を点で挟まないように。
開閉が少ない窓が良い。とはいえ、窓である以上は限度ある。
断線しても良いように予備を作るのとSWRのチェックは怠らないようにする。
んで、出来たのがこれ。
(写真は使いまわし)
細かい事は測定器で詳細を計っていないので解らない。ひとまずはOK。
厚さが2ミリ満たない窓からの隙間ケーブルの完成。
同軸のスペックからCWで30~50W位は大丈夫かなぁと。
今のところは送受信の問題は無い。
かかった費用(税込)
・ケースがダイソーで108円
・コネクタが秋月の安いコネクタで200円(@100円)
・同軸ケーブルが1mで93円
・アルミテープと両面テープは工具箱で肥やしになっていたやつ
・コネクタキャップは車載同軸に付いていたやつの余り物
以上で合計401円也。(税込)
コネクタで継いだ上に同軸はかなり細く衰退多いので「お薦め」ではない。
でも、制約あるアパマンハムなら常に忍者ケーブルは「一考の余地」があると思う。
ただ、移動しない局でのパワーには同軸細いから多分耐えられない。
本来はセコイ隙間ケーブルでなく、
「壁に穴開けるか換気口使って最短で太いFBクラスの同軸ケーブル」。
これが王道。「男は黙って壁穴開けて12D-SFA!」なんですけどね。
エアコンダクトは短波でノイズが乗ったりコモンモードで電流が回ったりも
考えられるからそこが気になるところ。
今回は「徹底的にケチで作る」で作ったから安っぽいけど、
ある程度部材に拘ったとしても「2000円はしない」のではないかと。
なんであれ「屋外にアンテナ」の利は大きいです。
無線は「スパイごっこ」だから遊ぶ時しかアンテナは上げません。
普段は仕舞ってます。
ベランダにアンテナを設置した時の同軸は窓の隙間に通します。
窓を同軸の太さ相当の隙間開けて。
でも、夏は「蚊が入る」し、冬は「寒い」。
そこで、「いい加減に窓を閉めても大丈夫にするか」ということに。
屋外への配線は「エアコンダクトが手っ取り早い」です。
ただ、作業が面倒。
「面倒だから窓の隙間を通すか。パワーは掛けないし」
ということで、昔にあった「忍者ケーブル」をと思ったら
「忍者?そんなもん21世紀にねーよ」という現実。
同様の物をコメットと第一電波工業でだしています。
この2社。
まともに工作できないアマ無線家ばかりのご時世をイイことに
足元みた商売を露骨にやっております。
「値引きしても5000円以上のお値段」。
「定価はコメット製で7500円の税別」です。
たかが、
細い同軸を保護シールで挟んで両端Mコネクタ付けただけの物で
このお値段(第一電波は定価6400円の税別)。
「多分ケーブルはマイクロストリップラインで特殊なものなんでしょう」と
弁護も一応書いておきます。実際にそういうの使っているかは知りませんけど。
2社とも同じ様な仕様なので同じ下請けのメーカーに作らせていると思いますが。
ケーブルが特殊だろうとなんだろうと物に対しての値段が値段なんで
「講習会で免許とって満足に自作や工事なんか自分で出来ないんだろ?
高くても家で手軽に腰据えて無線したかったら買いな。へへ!」
って感じにも思える。
一戸建てでも無線部屋の変更等を考慮するとホイホイと壁に穴開けるのも考え物だし、
アパマンとなると、引き込み方法が限られるから一番難しく悩むんですね。
「無線の為の犠牲は問わない」の方は別として、普通の無線家の足元をみた商売かと。
地デジ用の隙間ケーブルは上海問屋とかで安価にあれど、あれは受信用。
インピーダンスは75オームかと。
無論、「送信なんて考慮するわけねーよ」と思います。
大陸製ですから「インピーダンス?何それ?映ればいいんだよ」
かもしれません。
送信の耐電力と50オームのインピーダンス。
これは大きな差というかTV用は怖くて使えません。
と、いうことで似たような物を作りました。
☆材料
・ダイソーで買った「小分けの薬ケース」(年寄りが薬の1回分と分けるあれです)
・接続用MコネクタM-J 2個
・細い同軸ケーブルを60センチ位(今回はモガミの2310という50Ω極細同軸)
・アルミテープ
・薄手の両面テープ
・あとは、加工や細工する工具類を一式。
※同軸は窓の隙間の大きさを事前に確認して通る太さを選ぶ。
細いとはいえ太い同軸であればあるほど衰退が少なく、耐電力上がる。
※コネクタはM型の他にBNCやSMAにN型でもOK。接続するコネクタに合わせる。
インピーダンスの整合を優先するならM型よりも上記のコネクタ方が良い。
※両面テープは剥がすときに楽をしたいなら再剥離タイプが良い。
※アルミテープは台所で貼るよくあるやつです。
☆作り方
・3連ケースだったのでこれを1個単位で切ってバリ取って成型
・コネクタの直径に合わせてドリルやリーマで穴を開ける。
Mコネなら16~17ミリ辺り。コネクタが通ればよい。
・同軸の太さ分の穴を開ける。今回は2ミリ。
・同軸を必要な長さで切る。
今回はコネクタ間500ミリで製作。
被覆を出して予備半田しておく。
アースを短くして芯線を長めにの空中結線なのでこれを考慮する。
・コネクタの中心とアース板も同様に予備半田しておく。
アース板は少しペンチで起こしておくとはんだ付けしやすい。
・後はケースに線を通して
互いに芯線同士、アース同士で両端の端子を手っ取り早くはんだ付け。
防水はシーラント無いから適当に変性ウレタンのボンドで代用。
抜け落ち防止は縛るか若しくはロックタイで締めておくと楽。
・仕上げにアルミテープで同軸を挟んで片面に両面テープを付ける
・テスタで導通確認してよければ終了。
・送信機でダミーロード相手に送信してみてSWRや発熱具合などを確認する。
・適当に風雨にさらされない場所に両面テープでコネクタケースを固定するか
ロックタイで止めるかをする。
屋外側のコネクタ接続部の防水処置は徹底する。
・窓枠へは緩めに這わせて同軸をつぶさない様に。
可能な限りRを残して、サッシ間を点で挟まないように。
開閉が少ない窓が良い。とはいえ、窓である以上は限度ある。
断線しても良いように予備を作るのとSWRのチェックは怠らないようにする。
んで、出来たのがこれ。
(写真は使いまわし)
細かい事は測定器で詳細を計っていないので解らない。ひとまずはOK。
厚さが2ミリ満たない窓からの隙間ケーブルの完成。
同軸のスペックからCWで30~50W位は大丈夫かなぁと。
今のところは送受信の問題は無い。
かかった費用(税込)
・ケースがダイソーで108円
・コネクタが秋月の安いコネクタで200円(@100円)
・同軸ケーブルが1mで93円
・アルミテープと両面テープは工具箱で肥やしになっていたやつ
・コネクタキャップは車載同軸に付いていたやつの余り物
以上で合計401円也。(税込)
コネクタで継いだ上に同軸はかなり細く衰退多いので「お薦め」ではない。
でも、制約あるアパマンハムなら常に忍者ケーブルは「一考の余地」があると思う。
ただ、移動しない局でのパワーには同軸細いから多分耐えられない。
本来はセコイ隙間ケーブルでなく、
「壁に穴開けるか換気口使って最短で太いFBクラスの同軸ケーブル」。
これが王道。「男は黙って壁穴開けて12D-SFA!」なんですけどね。
エアコンダクトは短波でノイズが乗ったりコモンモードで電流が回ったりも
考えられるからそこが気になるところ。
今回は「徹底的にケチで作る」で作ったから安っぽいけど、
ある程度部材に拘ったとしても「2000円はしない」のではないかと。
なんであれ「屋外にアンテナ」の利は大きいです。
PR
この記事にコメントする
カレンダー
プロフィール
HN:
Niisan
性別:
男性
自己紹介:
何でも
言いたい放題で書いてます。
風の向くまま気の向くまま。
言いたい放題で書いてます。
風の向くまま気の向くまま。
カテゴリー
最新記事
(09/12)
(09/10)
(04/14)
(04/26)
(04/25)