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アマチュア無線でコールサインの他に名前を言うということ

久々に、記事がかなり長いよ・・・(汗
読むほうも頑張れ。

今じゃ廃れたアマチュア無線。
どんどん、やめて今では40万局程度になったそうな。
が、40万局も居ます。
でも積極的にしている人はごく一部でないだろうかと推測。
殆どがQRT状態なのかなと。
自分もライセンスあり、昔は結構遊んでいたが現在QRT中。
理由は簡単。

JARLがサービスの割に異様に会費高いから!

せっかくのQSLカードも転送にここまで高いとアホ臭い。
今はハガキ52円。
ハガキ比で7200円だと年間に138枚出さねば元は取れない。
一か月当り11枚強発行することでトントン。

それで2か月に一回の転送。枚数指定なし。

要は転送一回に付き1200円也

高いよね。
2か月単位だと余命が短い方だとカードが先か自分が先かとなるわけだし。
あとは役に立たないヨイショ機関紙が時々着くだけ。
JAFより特典なく、割高なだけ。
毎日、毎週末にアクティブにCQやっていれば別だろうが、
そうもできない人がかなり大勢いる事をあちらは分かっていない様子。

巷でフリーライセンスラジオと称するデジタル簡易無線や
昔のボロイCB無線で「CQ」もごく一部で流行っている様なので
若い方が無線が嫌いという訳では無いとは思う。
(Youtuberが香具師で小銭稼ぎたいという思惑で焚き付けてる感もあるが)

アマチュア無線は機器の高度化と高齢化に伴う無進歩に加えて
QSLカードやJARLも含めていろいろあるが、

最近は「名前(姓)」を言うのが抵抗あるというケースを聞く。
フリーライセンスラジオ?は名前を言わないので気楽ということもある様子。

と、いうことでこれを考えてみたいと思う。

・無線交信・・・

無線交信は
・呼出符号での呼出・応答
・通信の「本文」
・通信の終わり(さようなら)

が交信の流れ。
呼出、応答方法は無線局運用規則という法律で定められてる。

RSレポート、QSLカード交換可否、名前(姓)や住所、お天気、リグ紹介等は
交信の「本文」に当たる。

「本文」はアマチュア業務の通信において

「金銭上の利益のためでなく、もっぱら個人的に無線技術に興味を持ち、
 正当に許可された者が行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務」

の範囲に限られた事柄のみが許されている。


・無線では呼出符号が「名前」

無線では呼出符号が名前。
アマチュア無線に「名前(姓)」は必須では無い。

要るのは「呼出符号(コールサイン)」のみ

運用地も必須でない。
コールサインは国際ルールに沿って付与して国籍をも示してる。
コールサインの3桁目の数字が国内の常置場所を示す。
ただ、3桁目の数字だけでは国内の地理範囲が広すぎるので
常置場所を都道府県市区単位で話すのが慣例となっている。

移動局の場合もあるので移動の場合は
「呼出符号+ポータブル+運用地の数字」を言う。
(JA2○○○/1 「QTHは東京都品川区です。」など。)

交信をしていると
どの地域まで(から)電波が飛んでいるのかと気になる。
都道府県市区で教えてあげても問題は無いと思うが。
ただ、運用地が嘘か本当かは受信局には真偽は解らない。


・アマチュア無線で嘘の線引きは難しい・・・

業務無線、いわばプロ通信では嘘の通信は社内でも電波法でも厳罰になる。
プライドにかけて正しく、正確に、的確に、素早く、簡潔に、と高度に求められる。
しかし、アマチュア業務の通信においての

「金銭上の利益のためでなく、もっぱら個人的に無線技術に興味を持ち、
 正当に許可された者が行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務」

と、いう定義から電波法の取決め事項以外の嘘については線引きは難しいと思われる。
だから「アマチュア無線に紳士的側面」が強く求められる

RSレポートも嘘を付く気になれば、
ノイズだらけでも59になり、よく聞こえても41にもなる。
天気も雨であっても晴れと言えば晴れになり、
名前(姓)もQTHもその程度の事だということ。
悪意の有無が決め手であるが、悪意の有無は送信者のみであり受信者には解りにくい。

仮に、「名前(姓)」や運用地が嘘の通知であったとして
「金銭上の利益のためでなく~自己訓練、通信及び技術的研究の業務」の範囲であれば、
余程の社会的不利益や危険になったり等しない限りは問題にするには難しい。

逆に、
「交信相手から「名前(姓)」を強要されたことによる精神的苦痛」
「交信中に言わざる得ない状況下に無理に置かれたことによる精神的苦痛」などとすれば
交信相手からの言葉の暴力による問題と訴訟の方がずっと可能性が高いのではないかと。
言葉は暴力になりうるので、「恐喝」や「恫喝」に十分なるのではないかと。
(専門でないから訴訟できるかは弁護士にでも聞いてみてくだされ)


・海外との交信はハンドル(ニックネーム)が主流

CWになれば、「名前」の殆どが「ハンドル」(ニックネーム)になる。
SSBでも海外と交信すると殆どがニックネームを教えてくれる。
本名も教えてはくれるが、ファーストQSOだとニックネームが主流で
その他は「QRZで調べて~」という感じかと。
交信できたらあとはQSLカード交換の問題なんで
その方がどういう方でとかまで解らんのが正直なところ。

ハンドル名と言っても
ネットのアホな英数字ごちゃ混ぜの意味不明ハンドル名ではない
ネットのハンドルは絶対にしない方が良い
英数字のごちゃ混ぜは聞く側も「?なにこれ?」と呆れるから。
確実に人格、人間性を疑い、忌み嫌われる。
本人がネットハンドルにどんな大きな思い入れがあったとしても、
聞く側からすると思い入れもヘチマもないただの暗語じみた言葉にしかならない
一部のマニア間同士の言葉であれば暗語と同じ。

アマチュア無線はリアルに人と接する世界なので

インターネットの常識は時に相手に対しての非常識になる。

常にこれを忘れてはいけない。

あくまで、FredとかMikeとかTonyとかである。
ニックネームに一意は求めないからこれで良い。
国内DXの局はアメリカンネーム(ニックネーム)を持ってる人が多い。

英語圏の人が名前・ニックネームをつける時の7つの法則
http://www.spintheearth.net/en_how_to_nickname/
これらのサイトを参考にするといい。

日本語なら別な名称とかになるのかと。
思いつかないが。
自分なら素直に姓を言ってしまえばいいと思うんだが。

国際的に交信時にニックネームは慣例としてOKでもあるので、
アマチュア無線での「名前(姓)」を言うは無理しなくて大丈夫でないかと。
呼出符号で出所は国の管理で担保されているので本人以外(犯罪)でなければ大丈夫かと。
(注:クラブコールはOP名で個人名か自身の呼出符号を言わないとダメ)

言うのが嫌なら名前は名乗らないか、ハンドルを言えばいい。
その際は相手に「ハンドルでの名前であること」を告げてあげることが思いやり
相手も「ハンドル名の件、OKです。コピーしました! ありがとう。」と
快く受け入れるのもまた相手への思いやりで互いの紳士というもの
コールサインとRSレポート(できれば運用地)が互いに確認できれば交信成立だし。
カードは別として。

これでいいのではないかと思う。
(総務省に問い合わせた結果ではないから参考程度に)

逆に、名前(姓)を「教えたくないのに教える」は精神的に苦痛になるし、
かといって一方的に「ハンドル」をゴリ押しも厚かましい。
聞く方も必須でない名前(姓)を「本名!でないと暗語!虚偽通信!」と
執着するのも厚かましく失礼にあたる。
多分、こういう人は、自分の解らない言葉は全部「暗語」になるんでしょう。

・アマチュア無線家はオタクや奇人

であることは忘れても

・アマチュアは親切であること

忘れないようにという感じかと。
ただし、度が過ぎる親切は「お節介、余計なお世話」です。

経験から国内の電話交信は特に「名前を」と知りたがる傾向あるね。
ターボハムログとかで常に全入力コンプする人は特に。
(漢字解釈を送って下さいっていうのも結構あったりする)


・個人情報開示はお役所を見本とすれば間違いはない。

個人情報の開示については、
総務省の無線局検索にての開示を基準にすればよいと思う。
これが公衆一般で公開許容される範囲であると。
後は、個人が任意でその範囲を拡大するか否かだけ。


・古くは受信機を自作しないと無線は聞けなかった

昔は送受信機も自作で無線家の母数が決定的に少なかったし、受信機すら自作だった。
安価に簡便に聞くなんて無い時代だったから名前を言っても問題は無かったと思う。
なにせ技術と製作力がなければ誰も無線が聞けない時代だったのだから。

そして、アマチュア無線全盛の頃は誰もが「名前の姓」を自己紹介で言っていた。

その慣例がそのままになり、入門書もよくそう書いていた

「私のQRAは○○(姓)と申します」と・・・

QRAは名前でなく、呼出符号であるのに
当時はこういう嘘も平気に慣例として
JARLびいきなアマチュア無線家著で入門や初心者向けの本にして売っていた。
C○出版とか。

今はV/UHF受信機が新・中古品問わず安価にゴロゴロ売ってる時代だから
こういうのでのタヌキワッチも多いし、工事設計書に記載しているかの有無は問わず
アマチュア局の全てがこの周波数帯のトランシーバをほぼ持ってるはず。
一般的な盗聴の問題もあり、かつ比較的簡単に聞けるので
プライバシーの事について神経質になるのも大いに理解はできる。
声がカワイイ女性オペレータだとストーカー(最悪やね)ってこともありうるだろうし。


・個人情報の保護の流れは時代の流れで受け止める

昭和~平成初期の「アマチュア無線隆盛~全盛時代」と
現代の「インターネット全盛時代」では
個人情報の扱いや意識は全く違う。

個人情報保護が法律となり、
病室であっても一般公衆に晒される場所に「名前」はほとんど無い。
裏で全部、番号で一意で厳重に管理の時代。
悪用する人たちは大勢居て、スキがないかと探っているご時世。
故に電話帳(ハローページ)でも掲載を断る方が多い。
でもJARLは局名簿を売って個人情報でせっせと商い中。
年寄りは掲載拒まない人多いから、詐欺連中は毎年貴重な資料と楽しみなのかも。

日常を晒すのに抵抗ない方々が「実名」でソーシャルにせっせと勤しんでる反面、
それを嫌う人もまた大勢いて、ネットサービスはハンドルネームが今だ主流。

これも、時代の流れ。
アマチュア無線も姓名でしたい人は姓名で従来同様に運用すればいいだけであり、
嫌がる人にそれを強要したり、
風潮やルールとして「名字でないとダメ」と押し付けるのは間違い

ただ、極端に名前を出すのを嫌うというのも、
アマチュア無線ではちょっと寂しいなぁと思います。
どっかでお会いすることも否めない世界なので。

名前で姓、住所で都道府県市区、までは許容で良い様な気がします。
逆にこれが「自身の運用は紳士的で責任ある」の担保になるとも思うので。

いや思いたいね。
でも無理かもね。
40mの会話聞くと特に

アワードの為に局がスキップで聞こえなくても
取り次ぎ局が取り次いでQSOまでしちゃうわけで。
無法地帯的要素あるしね。
あそこにJapanese 10Wと外国から悪く比喩される人たちどれだけいるんだか。


・結論

呼出符号がアマチュア局の名前であり、出所
アマチュア無線で姓名の名前は必須では無い
・無用に本名、住所を聞きたがってはいけない。
・国際的にはニックネーム(ハンドル)でOK。
ネットの不可解なハンドルは絶対にダメ。
・英語圏の人が名前・ニックネームをつける時の法則に従うと良い。
・個人情報開示は総務省の無線局検索の結果を基に考える。

と、いうところでしょうか。

※この意見は私の個人的見解であって、
総務省などの関係機関の公式見解ではありません。
素人見解なのですよ。


ここからは余談で、

・QSLカードの個人情報としてだと・・

QSLカード発行も任意であって必須では無いが、
カード発行する時はRST等の必要事項の他に氏名と住所などを書くが一般的。
もし、フルで全部書くのが抵抗あれば、
名前、ハンドル、住所(市区町村)をローマ字で記載すればいいのではないかと。

例えば
name:Sayuri Yoshii-naga(nickname:sarry)
address: Shinagawa-ku, Tokyo, Japan

とか。

電話番号や細かな住所に漢字で氏名は無理に書く必要はないです。
アワードでもそんな情報は基本使いませんから。
移動局での交信なら自局コールサインの後ろに(/1 Chiyoda-ku, Tokyo)等と
記載しておきましょう。

必ず、実筆のサインか、局長印(今では無いかも)を押すこと。
これで、発行者の意思と責任による交信証発行の証になる。

紙カードの殆どがJARLによる転送ですから
送付先の呼出符号さえ正しく記載されていれば相手に届きます。
JARLからいつ届くのかは知りません。3~4か月は覚悟かもね。


なんかアマチュア無線も難しい時代になりましたねぇ。
と、思います。
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目から鱗

いやぁ~、おっしゃること一々ごもっとも、その通りやと思います。まあ、アマチュア無線の交信はその殆どが紳士協定で成り立っているとおもいます。アワードの申請条件、免許状に記載された電力、その他諸々、人は騙せても自分は騙せません。なんかおかしいなと感じても「10Wです」と言われれば「あ、そうですか」と言う以外ありませんしね(苦笑)

おしゃる通りです

まあ、そうなんだよね、

アマチユア無線をやる人がほとんど高齢者ときたもんだ

モールルス通信も出来ない人と出来る人が居て、
こればっかりはどうしようもない
本当のことを言うと、モールス信号は普通の人では聞き取れない
無理なんだよ。何を言いたいかと言うと、誰でもかしくも
できる遊びではいのが、玉にキズなんだよ。
だから、jarlはデジタル通信を盛り上げようと思ったんですね
結果はどうなりましたか? あははですね。
  • cc12
  • 2016/09/15(Thu)22:58:04
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