Niisanの波乱万丈記・・・

JR東日本がSuicaを出して10年以上過ぎた。
このサービスは利便を謳っていたが、ずっと気に入らないのが
「カードへチャージしても利息相当が全くつかない」点。

便利便利というが、便利を感じたこともない。

逆に磁気カード乗車券であった
オレンジカードやSFメトロカード、北海道なら共通ウィズユーカードの方が
切符レスという点で同じであり、利息相当（例：10000円なら11500円等）がある分
お得である。
銀行へ預け入れするにも利息を気にするのが普通であるように、
鉄道会社へ前納で現金を預けて利用金額とするのだから利息相当が付くのは当然である。

しかし、ICカード乗車券はこの利息相当は無い。
それどころか、デポジットという名目のシステム費まで利用者に負担させた上で、
利息もなく現金を預かるシステム。

この様に知識人が民衆から現金を集める手法は巧みなものだとおもう。
利息もなく、効率よく現金を集めるだけのカードがICカード乗車券。
おまけに利用履歴はビッグデータと称してマーケティング用途で企業へ売買までされる。

そして、ICカード乗車券の登場と普及を理由に
利息相当がある旧来の磁気カード乗車券はせっせとお払い箱。
利息相当の負担は損と解ってるからこういう対応は手際と段取りが最も良い。

結局、バカをみるのは喜んで使うユーザーだけ。
更なる顧客と利用履歴確保の為に2014年4月の増税を利用して、
切符とICカード乗車券とで運賃差を設けることにもなっている。

私は常々ICカード乗車券は必要最小限でしか使わない様にし、
極力切符で乗車する様にしている。

利息もなく現金を預けることに違和感を感じずに便利と喜んでチャージしては使い、
ビッグデータと称して自身の購入や行動の履歴を晒されて他人様の銭の種にされても
文句が公然に出ないこの国の人たち。
預け入れ利息を意識しないで済むのだから世間の国民や若者はさぞ大金持ちなんだろう。
私なら利息も付かぬところに預け入れなんか絶対しないのだが。

と、記事を書いておきながら、Kitacaのエゾモモンガ ブログパーツを貼ったりしてる。
「かわいい」と「時間が表示される」
この利便だけである。

KitacaでもSuicaでも、ICカード乗車券は最低限の利用にして
「利息が付かないとICカード乗車券は利用してもらえない」という姿勢を
民衆が示せば利息相当を付けざる得なくなる。
大いに「利息分を付けろ」と声を上げるべきだろう。

電子マネーの美味しい所は「利息なしで現金が効率よく集まる」こと。
銀行から現金を借りれば利息がかかるからね。
まとまった現金が常に欲しい輸送関係は特に躍起になるのもわかる。

増税で節約、節約と言い出してるのだから、景気は更に下向くだけ。
減税で景気が上向くことあれど、増税で景気が良くなった試しなど無い。